モンソニア・バンデリエティアエの発根管理

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皆さんこんにちは。

塊根植物の育成を趣味にして5年ほど経つのですがまだマニアックな種類の植物は育て方や管理方法が詳しくわからないものも多いと思い少しづつ自分の経験を記事にして発信していけたらと思いブログを始めました。

今回はモンソニア・バンデリエティアエの発根管理について書いていきます。

よかったら最後までご覧ください。

モンソニア・バンデリエティアエとは

はじめに

モンソニア・バンデリエティアエについての詳細を記載しておきます。

南アフリカ原産の塊根植物扇状に広がる細い枝と鋭いとげが特徴的な植物です。ハートのような形の小さい葉とかわいらしい花を咲かせます。個体によって黄色やピンクがかった花もあります。和名で竜骨扇といいかっこいい名前をしてます。

以前はサルコカウロン属でしたが現在はモンソニア属に変わってます。

夏型の植物と言われていますが比較的寒さに強く初心者でも育てやすい品種だと思います。管理方法びについても後ほど記載しておきます。

最近は塊根植物のブームもありかなり流通量も増えてきてますが未だ情報が少ないなと感じますのでこれから購入を検討される方の助けになればと思います。

発根管理の手順

  1. 道具の準備
  2. 不要な枝・根っこの処理
  3. 殺菌・発根促進処理
  4. 植え付け
  5. 管理方法

道具の準備

今回使用した道具は以下のものになります。

ハサミ:枯れた枝・根は腐りの原因にもなるのでカットしましょう。ハサミは消毒しましょう。

・鉢:通気性の良いスリット鉢がおすすめです。

殺菌剤:トップジン、ベンレートなど。

・発根促進剤:今回はオキシベロン、ルートンを使用しました。

・筆:ルートンを塗るときにあると便利です。

用土:今回の発根管理は通気性を重視して赤玉4:ボラ土4:鹿沼小粒2くらいの配合にしました。

不要な枝・根の処理

今回購入した株は土に植えられた状態で購入しました。未発根との記載でした。

私が購入したショップではまず裸状態で売られて、売れ残ったものは土に挿して発根管理しながら販売しているみたいです。多分ちゃんと処理している感じではなくとりあえず土に植えて水やっておこうくらいの感じだと思います。

バンデリエティアエのベアルートは鮮度が悪いと枝先からしわしわになる印象です。根っこは写真では判別しにくいため枝のしわが少ないものがいいでしょう。

※ベアルート株の購入は現物を見て購入するのをおすすめします。

届いてまず鉢から出してみます。

主根がかなり長いですね。若干細根のようなものがありますが・・・。新しく出たものなのかわかりませんがどうせ処理しなおすのでちぎれても気にしません。

特に腐ったような根っこはなかったですが主根が長いと低い鉢などに入れた際に収まりが悪いので少しだけカットして整えました。

殺菌処理

写真を撮っていませんでした。

ベンレートを1000倍希釈液に数時間浸して殺菌処理をしておきます。

発根促進処理

オキシベロン50倍希釈液に数時間つけておきます。

その後少し乾燥させてルートンを筆でまぶしていきます。

ちなみにバンデリエティアエは以前にも一度発根管理したことがあったのですが、発根促進剤を使わなくてもよさそうなくらい簡単に発根してくれました。ですが一応処理しておいたほうが安心ですね。

植え付け

長めのスリット鉢に植え付けました。

今回の株は主根が長いため固定はせずに深めに植え付けしました。

管理方法

植え付け後は風通しの良い場所で直射日光を避けて管理しましょう。私は普通にほかの株と同様にLEDライトにあてて管理しました。

水やりはスリットの側面から見える土が乾いたタイミングでシャワーで上からたっぷりと与えます。鉢の中の水と空気を総入れ替えするイメージですね。

その後の経過

1っか月半後

いきなり間が空いてしまいました。

植えて1~2週ほどで新しい葉がでてきて、1カ月半葉もたてばしっかりとすべての枝に葉が生えてました。

写真は1カ月と少し経った11月上旬の写真です。少しななめってますね(笑)

枝を触っても全くぐらつかずすでにこの時点でかなり根が張っているのがわかります。

3か月後 季節外れの植え替え

3カ月経過して12月に入りました。11月下旬には鉢底から根が張っているのは確認済みできました。

この株に似合う鉢を探していていいものが見つかりました。本来は来年春くらいに植え替えするつもりでしたが新しい鉢に早く植えたくて我慢できず時季外れではありますが植え替えることにしました。

かなり根が張ってますね。3カ月弱でこの根張り。やはりバンデリエティアエは発根管理は簡単なほうなのかもですね。

植え替え後がこちら

植え替えてすぐの写真はなくこれは半年後の写真です。冬も室内で葉を落とさず管理していたので見た目は変わっていません。花をつけたくらいですかね。

バンデリエティアエは種から育てたものもありますが1年で花をつけた株もありました。パキポディウムなんかと違って早い段階で花を咲かせるのも魅力の一つですね。

管理方法

今回発根させた株は冬の植え替えだったのでその後は室内で管理しました。加温なしでLEDライトと風が循環するよう小型扇風機を設置してます。室内は最低10°ほどになりますが落葉はしませんでした。

前述したとおりバンデリエティアエは寒さに強いため、冬も霜などに当たらないように注意して水を控えめにすれば屋外管理でも冬を越すことができます

もちろん地域によるとも思いますが私が持っている他の株は最低気温が氷点下でも冬を越せました。

しかし発根したての株や植え替えして間もない株は室内で養生しましょう

それとバンデリエティアエに限らず塊根植物は、室内で育てる場合はライトだけでなく風がしっかりと循環する環境を作るのが大事です。

まとめ

モンソニア・バンデリエティアエはパキポディウムなどに比べると比較的簡単に発根してくれる印象です。発根済みの現地球はそれなりにいい値段もするのでぜひ発根管理にチャレンジしてみることをお勧めします。

ちなみに今回購入した株のほかにもう一株購入して同じ管理方法で簡単に発根しました。

ぜひとも参考にしていただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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